検索エンジンとSEO

SEO対策を始める前に、検索エンジンとSEOについて解説致します。

検索エンジンとは
検索窓にキーワードを入力すると莫大なwebサイトの中から そのキーワードと関連性の高いサイトを探し出し一覧表示してくれるシステムの事。GoogleやYahooが国内メジャー検索エンジンですが、bingやBaiduなどが続きます。

SEOとは
Search Engine Optimization（サーチ・エンジン・オプティマイゼーション）の略で、 日本語にすると「検索エンジン最適化」です。GoogleやYahooなどの検索エンジンで検索した際に狙ったキーワードで最適なSEO対策をする事で検索エンジン上で上位表示する事を目指します。

検索エンジン（Google）が上位表示させたいコンテンツ
検索エンジン目線で考えた時に、どのようなコンテンツを上位表示させたいと思いますか？検索エンジンの目的はユーザーが検索したキーワードに最良のコンテンツをマッチさせる事です。

そのため、検索エンジンが上位表示させたいコンテンツのポイントは以下になります。
・ユーザーが求める情報が記載されている
・ユーザーが検索したキーワードと関連性が高い
・ユーザーが求める情報量が多く理解しやすい

SEO対策とはユーザーが求める良質なコンテンツを作る事と言えるでしょう。

不動産会社がSEOを対策する目的

SEO対策によって得られるメリット

イメージアップ
不動産会社がSEO対策を強化する事によって得られるメリットは多くあります。まずはイメージアップにつながる事です。SEOで上位に表示されているとユーザーに信頼感を与えます。会社名で検索しても全くヒットしない会社をどう思いますか？不動産取引のような商品の価格が高いほど企業への信頼度は重要です。

無料で持続性が高い
SEOは広告費をかけずに無料で対策ができます。そして継続的に上位表示されれば効果を維持できますので、費用対効果が高いといえます。維持する施策を必要ですが、評価の高い対策をして一度上位表示されれば簡単に順位が落ちる事はありません。

アクセス数が増える
SEOで上位表示されればアクセスが増えます。強化したページを作成する事で様々なキーワードのページを増やす事になりサイトのボリュームが増えます。

SEOを強化する事で継続的にサイトへのアクセスを増やし、会社の信頼度を高める事にも繋がります。アクセス数が増え信頼度が高まれば反響に繋がりやすくなります。

Web集客ベンチマーク、第一目標数値

アクセス数に比例して反響数は増えます。
極論を言ってしまえば、売れる商品（物件）を集めて欲しい人を集めれば売上が上がるという事です。

不動産会社が自社サイトでコンスタントに反響を獲得するには、上図の数値がベンチマークするべき第一目標数値になります。

地域で認知度の高い企業や、長く適切なSEO対策をしてきたサイトでは月間のアクセス数など上図を軽く超えていると思いますが、そこまでの認知度のない会社や適切な対策をしてこなかった会社では、なかなかハードルの高い数値になるのではないでしょうか。

アクセスを増やす方法

アクセスが増えればそれだけ反響に繋がる事が分かりました。主なアクセスを増やす方法としてリスティングとSEOがあげられますが、其々にメリットデメリットがあります。

リスティング　＝　広告
〇すぐに広告を出せる為、即効性がある
〇対策費用を調整出来る
×広告に見られる為クリック率が低い
×運用方法が複雑で自社運用は難しい

SEO　＝　自然検索
〇安定すれば常に上位表示される
〇クリック率が高い
×中長期的な対策である
×上位表示のルールが流動的　

広告をかけて一気にアクセスを増やす事もできますが、継続するには資金力が必要になります。無料で対策ができて持続性があり、継続する事で知識もスキルもレベルアップしていきますので、企業にとってSEO対策は必須の業務ともいえるのではないでしょうか。  

SEOで検索順位を上げるには

①更新頻度
検索エンジンから優良サイトに見られるには更新頻度の高さが必要です。
常に新しい情報を発信しているサイトとして認知されるようにします。

②内部外部リンク
サイト内の適切な内部リンク、優良サイトからの外部リンク。
関連する記事やサイトからテキストリンクを貼ります。

③適切なキーワード
更新頻度が高く、ぺージ数が多いサイトの方がSEOに優位ですが、
適切なキーワードが設置されていないと検索エンジンには読まれません。

SEOを上げるにはやり方があります、Googleに対して有効な対策をしなくては全く意味がない時間を費やしているかもしれません。ポイントをおさえた更新をしなくては狙ったキーワードを検索エンジンは適切に読みとってくれないのです。  

LPO対策の重要性

LPOとは
「Landing Page Optimaization」＝ランディングページ（訪問者が着地するページ）を最適化する事です。

条件を絞って検索したユーザーが、キーワードにマッチしたページにダイレクトにたどり着く事です。具体的にはトップページだけでは無く、物件一覧ページや詳細ページなど様々な枝のページに直接ユーザーが訪問するように強化するSEO対策の一つです。

LPO対策を強化するにはキーワードを適切に設置していなければ、検索にかかる事はありません。お客様のニーズを狙ったキーワードを設置する様に意識をしてください。

また、LPO対策の出来るシステムでないとそもそも対策が出来ません、WEB集客を望むのであればLPO対策の出来るシステムが必須と言えます。

キーワード対策をトップページだけに集約するのではなく、 物件詳細ページやブログ記事、実績事例ページなど様々コンテンツを強化し、直接着地するページの多様性を広げる事が狙いです。

不動産会社が強化すべきSEOキーワード

実際に不動産企業がSEO対策で強化するべきキーワードはこちらです。


上記左側はがんばって更新をしていても、全くSEO効果が狙えていない悪い例ですが、ほとんどの不動産会社が悪い例の更新の仕方をしています。本当にSEOを意識した更新が出来ている不動産会社は全体の2割くらいと思います。逆に考えれば、それだけ業界のSEOリテラシーが低くチャンスがあるという事です。
どこの会社でも取り組んでいる、成約者様の声や物件紹介ブログ、建築事例などの実績ページなどを悪い例の入力をしていては大変勿体ないです。社員さんが手間と時間をかけて更新業務をしているわけですが、良い例のように不動産キーワードをちゃんと狙った入力の仕方を継続するのと、悪い例のやり方で無駄に時間を使うのとでは1年後、3年後の効果は歴然と変わります。
 

まとめ

不動産会社の集客にインターネットは欠かせないものになっていますので、今回のSEOの基本は必ず理解する必要があります。とは言っても、なかなか不動産会社の社員さんがゼロから勉強するにはハードルが高いのでWebコンサルティングを得意とする企業とタッグを組んで取り組む事をオススメ致します。