今、ユーザーはどのように不動産を探しているのかを把握する
不動産を検索するユーザーはインターネットを使い、好きな時に好きなだけ物件情報を比較検討できる時代です。
数年前に比べて集客が難しくなっていると感じませんか?
少子高齢化により、2019年には世帯数もピークアウトすると言われ、賃貸売買を検討する絶対数が減っていく事が予想されます。
Web集客の観点で考察すると、不動産会社に来店するか物件情報誌で情報収集をするしか選択肢が無かった時代に比べ、ユーザーはスマートフォンを片手にネット上の様々なサービスを使いこなし、簡単に物件を検索できるようになりました。
5年前、10年前は今ほど不動産の検索媒体は多くなかったと思います。上図のように不動産ポータルサイトも大小様々なサイトが増え、自社HPで集客を強化する不動産会社も各エリアで1.2社くらいでしたが、市外県外の業者が客付に来る事も増えたのではないでしょうか。
またWeb広告の主流がSEOからリスティングに変わり、不動産会社だけでなく反響課金型のポータルサイトや一括査定サイトなども増えました。
SNSや口コミサイトの広がりも顧客分散を加速させているかもしれません。
<不動産情報サイト利用者意識アンケート 2017 >
物件情報、店舗の情報、不動産会社がHPに発信するべき情報とは
スマートフォンが普及したことで、インターネットで不動産情報を検索する事が身近で簡単なものになりました。
好きな時に好きなだけネット上でオープンになっている不動産情報を閲覧し比較検討出来るようになりました。
さらに元付業者や手数料の仕組みなどは調べようと思えばいくらでも情報を得る事ができ、コスパの良い不動産会社を探すユーザーも増えたのではないでしょうか。
また店舗へのアクセスのしやすさや駐車場、キッズスペースの有無。店舗内装のセンスやスタッフの清潔感などもネット上で他社と比較されています。 物件の選別だけでなく訪問する店舗まで比較検討し、初めて不動産会社に問合せをするケースが増えていると想像できます。
他社と比べて優位にアピールできる事が、自社HPで表現されていないのは勿体ないです。
不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)<不動産情報サイト利用者意識アンケート2017 >より
このような反響分散時代に改めて見なおして頂きたい事は、顧客目線で1から物件検索をシュミレーションし、御社顧客の動向を自身で体感することです。
特に経営者、事業責任者が理解しないといけません。是非、以下5項目の見なおしをオススメ致します。
① 御社商圏エリアの顧客はどのようなキーワードで物件検索を始めますか?
② どのポータルサイトで物件検索をしていますか?(スーモ、ホームズ、アットホーム・・・)
③ 御社HPにはどのように辿り着きましたか?(ポータル経由、自然検索、メール・・)
④ 御社HPでは物件以外に何のコンテンツを見ますか?(お客様の声、スタッフ紹介、売却実績・・・)
⑤ 最終的に御社に問合せをしようと思ったポイントは何ですか?(認知度が高い、アクセスしやすい・・)
顧客分散時代に反響を獲得するにはユーザー動向から戦略を考え、トライ&エラーを繰り返し他社と差別化する御社独自の集客を確立していきましょう。